第4回研究推進体勉強会が開催されます

山口大学研究推進体「先端的計測・分析基盤技術の創出」が主催する第4回研究推進体勉強会を開催いたします。
※2019年度 第12回理学部講演会を兼ねる。【2019/12/02 内容公開】

日時:2019年12月12日(木) 13:00~14:00
会場:山口大学(吉田キャンパス) 理学部22番講義室

勉強会話題「AI・ディープラーニング技術による細胞・粒子画像解析技術の進化」
(大日本印刷株式会社・ICT事業開発本部・部長)佐波晶 先生
概要
大日本印刷(DNP)では、ライフサイエンス領域における新規事業開発として、再生医療分野での製品・サービス開発に取り組んでいる。この分野では、既存事業の拡大として包装事業部による包装材・パッケージ販売だけでなく、これまでと業態が全く異なる細胞製造やその品質検査など幅広い展開を視野に入れている。
細胞は、無色透明で不定形、分裂や融合、変質など観察が難しく、光学顕微鏡や画像解析技術の取り組みが継続的に行われてきた。近年、AI・ディープラーニング技術の発展により、急速に技術の置き換えが進んでおり、細胞画像の解析も同様である。また、グレースケールで不明瞭な画像を扱う細胞画像解析技術は、電子顕微鏡画像やその他先端計測装置のノイジーな画像にも適用できることがわかっている。
本講演では、様々な画像の解析例を示しながら画像解析技術を紹介する。

共催:山口大学理学部
後援:山口機器分析研究会


【研究推進体勉強会とは】
新しいものを生み出す機会となるものが「変化」であるなら、イノベーションとは意識的かつ組織的に「変化を探すこと」と考えることはできないでしょうか? その「変化」を誘発するような機会を意図的に作るため「肩肘張らない」をモットーに、本研究推進体が主催する『勉強会』を不定期的に開催することとしました。講演にご興味のある方は、どなたでもご参加いただけます。入場料は無料、申込なども不要ですので、 お気軽にお越しください。
ご参加をお待ちしています。

2019年12月02日