トピックス一覧

第9回研究推進体勉強会が開催されました

第9回研究推進体勉強会を2024年3月7日(木)に開催しました。
(※山口大学理学部 第8回理学部講演会を兼ねる)

 今回の研究推進体勉強会も前回同様、オンサイト(対面)とオンラインによるハイブリッド勉強会として実施しました。
 以下の内容を話題提供頂きました。

勉強会話題:「クロマトの分離機構を組合わせた反応経路解析法の開発から日本酒の新商品開発」
講師:小﨑大輔 先生(高知大学 理工学部・准教授)

※概要は コチラ

勉強会内容は「酒と分析技術」でした。
 20名を超える参加者が本講演を聴講しました。(オンサイト:6名、オンライン19名【九州(福岡・熊本)・中国(山口・広島)・関西(京都)・北陸(富山)・関東(東京・千葉)】) なかでも、今回の勉強会は、化学・化学工学・農学をはじめとして様々な分野からの学生・研究者・技術者の参加がありました。
 小﨑先生の講演では、分離技術としての「クロマトグラフィー」の原理、アルコール発酵における単発酵・単行複発酵・並行複発酵の違いなどの基本的な事項を丁寧に説明して頂き、日本酒に代表される醸造酒製造における発酵過程に生成した種々化学種を液体クロマトグラフィーにより定性・定量的にモニタリングした最新研究成果をご紹介頂きました。「職人の経験」を頼りに造られるのが一般的だった日本酒製造の現場にクロマトグラフィー分析解析データを導入し、如何に酒の品質を向上できるかなどの事業紹介も行って頂きました。また、講演後半からは小﨑先生が学生当時から興味を持っていたエメラルド研究について、手探りの人工エメラルドの合成から、含有する酸化クロム(III)とエメラルドの緑色調との定量的関係を世界で初めて証明するに至った経緯をユーモアたっぷりにお話し頂きました。
 なかでも『學問のすゝめ』として、研究室配属時のさほど面白いとは感じない研究ではなく、自分自身が本当興味のある研究を実施するにはどうすればよいのか?について厚く語って頂き、学生の興味を一瞬で惹きつけていたのがとても印象的でした。
講演終了後には、酒から宝石まで活発な意見交換が行われ、好評のうちに終了致しました。



2024年03月07日

第8回研究推進体勉強会が開催されました

第8回研究推進体勉強会を2024年1月26日(金)に開催しました。
(※山口大学理学部 第7回理学部講演会を兼ねる)

 今回の研究推進体勉強会も前回同様、オンサイト(対面)とオンラインによるハイブリッド勉強会として実施しました。
 以下の内容を話題提供頂きました。

勉強会話題:「食の安全と分析化学」
講師:橘田規 先生(一般財団法人 日本食品検査[JFIC])

※概要は コチラ

勉強会内容は「食品分析技術」でした。
 50名を超える参加者が本講演を聴講しました。(オンサイト:45名、オンライン13名【九州(福岡・熊本)・中国(広島)・関西(大阪)、関東(東京)】)なかでも、今回の勉強会は、化学・物理・微生物学・食品工学をはじめとして様々な分野からの学生・研究者・技術者の参加がありました。

 橘田先生には、「食品安全の仕組み」・「食品にまつわる過去の事件」・「これからの食品安全」についてお話いただきました。食品リスクの基本から、食品安全を守るために活用されている分析技術に関する興味深い最新成果までご紹介頂きました。近年、巷で噂の「昆虫食」「食品のマイクロプラスチック汚染」についても言及され、参加者間の情報共有ができました。『食品リスクは決して0(ゼロ)にはならない。食品供給者側だけでなく消費者側にも、食品に関する知識は必要であり、相互にリスク回避していく必要がある(いわゆる、リスクマネージメント・リスクコミュニケーション)』と熱くお話し頂きました。講演終了後には、活発な意見交換が行われ、好評のうちに終了致しました。


2024年01月26日

第8回研究推進体セミナーが開催されました

研究推進体主催のセミナー()が計測・解析プロセスの変革と構造物性』と銘打って2023年9月4日(月)に開催されました。今回で8回目の開催となりました。
(※山口大学理学部 第3回理学部講演会を兼ねる)


新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の第5類移行に伴い、今回の第8回ジョイントセミナーは、対面による現地開催イベントとして開催いたしました。セミナー参加事前登録は60名を超え、当日は当日参加登録者を含む70名を超える参加者(本学の教職員、大学院生、学部生・企業技術者(本学卒業生を含む))が本講演を聴講しました。

 特別講演2件【阿部裕一郎先生(凸版印刷株式会社)・西岡到先生(株式会社ドリームインキュベータ)と一般ポスター発表17件【企業の発表含む】が行われました。



阿部先生には、その場分析技術(point-of-care-testing)の紹介から、最新のマイクロ流路デバイスの研究開発状況とその成果について判り易くお話し頂きました。また、凸版印刷株式会社におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の活用とアプリケーション開発についてもご紹介頂きました。“すべてを突破する”凸版印刷株式会社の技術力の源を垣間見ることができました。

 

 

 


西岡先生には、製造業におけるマテリアルズ・インフォマティクスの紹介と活用事例、そして、生成系AIとビジネスの将来展望についてコンサルタントとしての立場から判り易くご説明頂きました。多様性社会における研究者には、総合力を高めるリベラルアーツ教育の重要性が増すと熱く語って頂きました。


 

 


一般ポスター発表では、物理化学・分析化学・高分子化学・ソフトマター物理学・化学工学・計算科学・食品科学などといった幅広い分野からの報告がありました。発表開始直後から白熱した議論が行なわれました。発表時間終了後も興奮冷めやらなかったようで懇親会会場において議論が続いていました。

 

 

 

 

今回のジョイントセミナーも、分野を超えた活発な質疑応答がなされ好評のうちに終了致しました。

山口大学研究推進体「先端的計測・分析基盤技術の創出」× 物質構造解析研究会・第7回ジョイントセミナー
  当日のプログラム等、詳しいご案内は コチラ

2023年09月11日

第29回中国四国支部分析化学若手セミナーが開催されました


第29回中国四国支部分析化学若手セミナー(日本分析化学会中国四国支部主催/研究推進体後援)が2023年6月24日(土)に山口大学常盤キャンパス(山口県宇部市)にて開催されました。
梅雨シーズンの真ん中で心配された天気でしたが、晴天になりました。
【参加者全体写真】: 写真クリックで拡大できます


当日の詳しいご案内は コチラ



特別講演2件【森勝伸先生(高知大学)・加藤可奈子先生(山崎製パン株式会社)】と一般発表が行われました。

森先生には、唾液イオンの分析とストレスマーカーの探索、そして放射性同位体金属の分離精製と薬剤合成に関して電気化学現象に照らし合わせたデータ解析など、最新の研究成果について判り易くお話し頂きました。

加藤先生には、山崎製パン株式会社における小豆・小豆加工品(あん)の産地分析に関する研究解説と、食品メーカー内での分析技術の活用例を具体的に紹介して頂きました。

オンラインを含め118名の参加者(中国四国地域大学の教員・学生、近隣企業技術者)が本特別講演を聴講しました。講演終了後も活発な質疑応答が行われ、好評のうちに終了致しました。

一般発表では、中国四国地域大学学生の発表の他、産業界(株式会社カワノラボ)からの発表もあったことで、若手研究者の産学異分野間の交流を深める良い機会にもなりました。

2023年06月26日

第7回研究推進体勉強会が開催されました

第7回研究推進体勉強会を2023年3月17日(金)に開催しました。
(※山口大学理学部 第8回理学部講演会を兼ねる)

 今回の研究推進体勉強会は、約4年ぶりのオンサイト(対面)とオンラインによるハイブリッド勉強会として実施しました。
 以下の内容を話題提供頂きました。

勉強会話題:「カブトムシ幼虫糞から学ぶ粉体技術」
講師:高井千加 先生(岐阜大学 工学部・准教授)

※概要は コチラ

勉強会内容は「微粒子評価技術」でした。
 常時20名を超える参加者が本講演を聴講しました。(オンサイト:13名、オンライン11名【九州(福岡)・中国(広島・岡山)・関西(大阪)、中部(愛知)、関東(東京・茨城)】)なかでも、今回の勉強会は、化学・物理・生物・農学・化学工学ほか、様々な分野からの研究者・技術者の参加がありました。普段ではあまり交流を持つことが無い研究者・技術者間で『粉体』が関与する物理・化学現象について議論が交わされました。






 高井先生には、粉体(微粒子)の物理的特性、測定方法、操作方法に関する基礎的なお話しから、ご自身のカブトムシ飼育経験に端を発するカブトムシ幼虫糞形状からの雌雄分類に関する最新研究成果まで、時間いっぱいご紹介頂きました。講演終了後には、オンサイト、オンラインにて活発な意見交換が行われ、好評のうちに終了致しました。








2023年03月17日

第7回研究推進体セミナーが開催されました

研究推進体主催のセミナー()がマルチモダリティ計測技術と構造解析』と銘打って2022年8月29日(月)に開催されました。今回で7回目の開催となりました。

 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の再拡大という状況下でしたが、今回の第7回ジョイントセミナーは、感染症対策の徹底を行い、対面による現地開催イベントとして開催いたしました。セミナー参加事前登録は50名を超え、当日は当日参加登録者を含む60名を超える参加者(本学の教職員、大学院生、学部生・企業技術者(本学卒業生を含む))が本講演を聴講しました。

 特別講演2件【今清水正彦先生(産業技術総合研究所)・藤井達生先生(岡山大学)と一般ポスター発表21件【企業の発表含む】が行われました。

 

今清水先生には、サブテラヘルツ分光法を用いた生体分子の水和構造に関する研究(テラバイオロジー)を最新のデータを踏まえ判り易くお話し頂きました。研究の紹介だけに留まらず、若い科学者へのメッセージとして「生命科学において残された未踏領域とは何か?」「これからの生命科学の展望とは?」についても、熱くお話し頂きました。

 

 

 

藤井先生には、日本のイメージカラーでもある赤色(ジャパンレッド)の材料のひとつである備中吹屋産の赤色顔料「弁柄(べんがら)」の事例を交えて酸化鉄の化学構造的特徴をご説明頂きました。植物プランクトンにより作られた酸化鉄のリチウムイオン電池電極材料への応用例など、古くて新しい酸化鉄材料の展開を感じることができました。

 

 

 

一般ポスター公演では、物理化学・分析化学・高分子化学・ソフトマター物理学・化学工学・生物科学・画像情報科学・食品科学などといった幅広い分野からの報告がありました。対面によるポスター発表ということもあり、発表時間終了後も白熱した議論が続いていました。

 

 

 

 

 

3年ぶりとなる対面式による今回のジョイントセミナーは、分野を超えた活発な質疑応答がなされ好評のうちに終了致しました。

山口大学研究推進体「先端的計測・分析基盤技術の創出」× 物質構造解析研究会・第7回ジョイントセミナー
  当日のプログラム等、詳しいご案内は コチラ

2022年08月29日

第6回研究推進体勉強会が開催されました

第6回研究推進体勉強会を2022年3月4日(金)に開催しました。
(※山口大学理学部 第6回理学部講演会を兼ねる)

 今回の研究推進体勉強会は、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の状況を鑑み、本学キャンパス内での開催を行わず、「Cisco WebEx」を利用したオンライン勉強会(ウエビナー)として実施しました。
 以下の内容を話題提供頂きました。

勉強会話題:「分光器を用いない顕微ラマンイメージング装置の開発」
講師:文珠四郎秀昭 先生(高エネルギー加速器研究機構・シニアフェロー)

※概要は コチラ

勉強会内容は「イメージング技術」でした。
 常時30名を超える参加者が本講演を聴講しました。なかでも、今回の勉強会は、多くの企業・研究機関の研究者・技術者の参加があり、イメージング研究に対する関心の高さが窺えました。(九州(福岡)・中国(山口・広島・岡山)・関西(大阪・滋賀)、中部(愛知・岐阜)、関東(東京・千葉・茨城)からご参加頂きました)






 文珠四郎先生には、光の散乱現象とラマン効果の基本的化学メカニズムの紹介から、様々な光学手法によるラマンイメージング可視化解析技術について、最新研究結果を交えて簡潔にご紹介頂きました。講演終了後には、活発な意見交換が行われ、好評のうちに終了致しました。

 


2022年03月04日

第6回研究推進体セミナーが開催されました

研究推進体主催のセミナー()が化学計測の俯瞰とイメージング新潮流』と銘打って2021年8月30日(月)に開催されました。今回で6回目の開催となりました。

 なお今年度も昨年度と同様、先行きが見通せない新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の状況を鑑み、本学キャンパス内での開催を行わず、「WebEx」を利用したオンラインセミナー(ウエビナー)として実施しました。

 昨年と同様のオンラインセミナー開催でしたが、常時50名を超える参加者(本学の教職員、大学院生、学部生・企業技術者(本学卒業生を含む))が本講演を聴講しました。

特別講演2件【米山明男先生(九州シンクロトロン光研究センター)・宮戸祐治先生(龍谷大学)】一般公演9件【企業の発表含む】が行われました。

 

 

 

米山先生には、X線を用いた各種測定から、X線イメージング技術について、最新のデータを踏まえ判り易くお話し頂きました。「見えなかったものが見えるようになることで新しい発見がある」と熱くお話し頂きました。

 

 

 

 

宮戸先生には、走査プローブ顕微鏡の原理・測定モードの基礎から、表面吸着水の可視化(イメージング)とその定性・定量的評価に至るまで、具体的な事例を交えてご説明頂きました。形をみる技術であったイメージングが、最近では“機能”を可視化するイメージングへと大きく進化していることを実感する講演でした。

 

 

 


一般公演では、物理化学・分析化学・高分子化学・ソフトマター物理学・化学工学などといった幅広い分野からの報告がありました。

今回のジョイントセミナーは、大阪府・岐阜県・滋賀県・茨城県などの遠方からも参加者もあり、互いの距離を感じさせない活発な質疑応答がなされ好評のうちに終了致しました。

山口大学研究推進体「先端的計測・分析基盤技術の創出」× 物質構造解析研究会・第6回ジョイントセミナー
  当日のプログラム等、詳しいご案内は コチラ

2021年08月30日

第5回研究推進体勉強会が開催されました

第5回研究推進体勉強会を2021年3月9日(火) に開催しました。
(※山口大学理学部 第2回理学部講演会を兼ねる)

 今回の研究推進体勉強会は、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の状況を鑑み、本学キャンパス内での開催を行わず、「Cisco WebEx」を利用したオンライン勉強会(ウエビナー)として実施しました。
 以下の内容を話題提供頂きました。

勉強会話題:「機能性金属酸化物ナノ粒子の開発」
講師:西山尚登 先生(東京大学大学院工学系研究科・次世代ジルコニア社会連携講座・特任研究員)

※概要は コチラ

勉強会内容は「金属酸化物微粒子技術」でした。
 オンライン開催でしたが、常時30名を超える参加者(本学理学部、工学部の教職員、大学院生、学部生・企業技術者(本学卒業生を含む))が本講演を聴講しました。(関西地方(大阪・滋賀)、関東地方(千葉・茨城)からもご参加頂きました)
 西山先生には、金属酸化物が有する半導体特性(光触媒ほか)の基本的化学メカニズムの紹介から、様々な計測手法による半導体機能のメカニズム解析について、最新研究結果を交えて簡潔にご紹介頂きました。講演終了後には、大学関係者だけでなく、企業技術者との活発な意見交換が行われ、好評のうちに終了致しました。

2021年03月09日

理学部キャリアパス説明会が開催されました

本学学部3年生および大学院博士前期課程1年生を対象としたキャリアパス説明会を2020年12月7日(月) に開催しました
(※「キャリアデザインⅠ」講義を兼ねる)

勉強会話題:「博士の企業就職というキャリアパス」
講師:佐波晶 先生(大日本印刷株式会社 ABセンターICT 事業開発本部 部長)※本研究推進体オブザーバー

 

日本の大学院における博士号(工学)取得者のうち、約5割がアカデミアに就職する一方、4割強は企業に就職している。本講演では、実際に博士号を取得し、大学での教員を経て企業就職した講師から、現在所属する大日本印刷株式会社の事業紹介と従事する業務と日常的な活動を紹介する。
 その上で、企業人から見た博士号の意義や、博士後期課程における研究・学修が企業活動にどのように役立つかを紹介するとともに、業務において期待されるスキル・理解を踏まえ、博士の企業就職というキャリアパスについて講演する。




 佐波先生には、大学院博士課程への進学・博士号取得から大学教員→大学内ベンチャー就職→大日本印刷転職営での経験談をフランクにお話し頂きました。本学大学生・大学院生(修士過程・博士課程)をはじめとして、本学教員・産学連携課職員など50名を超える幅広い参加者が本講演を聴講していました。

2020年12月07日

山口大学研究推進体の第2期活動が認定されました

 山口大学では、研究能力向上や世界への研究成果の発信を目的に、重点研究分野を中心に優れたマネジメント能力を有する研究グループを研究推進体として認定しています。

 この度、本活動が山口大学研究推進体「ライフサイエンスに貢献する先端的な計測・分析・予測技術の実現に向けた基盤技術の創出」としてが再認定されました。(活動期間:2020年10月~2025年9月)
 従来の方針のほかに、「ビックデータを用いた物性・機能予測」という新たな視点を加え活動して参ります。


 今後とも、当研究推進体活動にご協力をお願いいたします。

2020年10月01日

第5回研究推進体セミナーが開催されました

研究推進体主催のセミナー()が『微小計測・構造解析からのアプローチ』と銘打って2020年9月4日(金)に開催されました。今回で5回目の開催となりました。

 今回のセミナーは、今般の新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の状況を鑑み、本学キャンパス内での開催を行わず、「zoom」を利用したオンラインセミナーとして実施しました。

 はじめてのオンラインセミナー開催でしたが、常時50名を超える参加者(本学理学部、工学部の教職員、大学院生、学部生・企業技術者(本学卒業生を含む))が本講演を聴講しました。

 一般企業の研究発表を含む17件の一般公演(10分発表・5分質疑応答)が行われました。分析化学・有機化学・錯体化学・溶液化学・高分子化学・クラスター化学・構造有機化学・ソフトマター物理学などといった幅広い分野からの報告がありました。講演終了後は、オンライン上で活発な質疑応答が行われ、好評のうちに終了致しました。
  今回のジョイントセミナーは、東京都・神奈川県・茨城県などの遠方からも参加者もあり、互いの距離を感じさせないオンラインならではのメリットを実感することができました。

山口大学研究推進体「先端的計測・分析基盤技術の創出」× 物質構造解析研究会・第5回ジョイントセミナー
  当日のプログラム等、詳しいご案内は コチラ

2020年09月04日

第4回研究推進体勉強会が開催されました

第4回研究推進体勉強会を2019年12月12日(木) 理学部22番講義室において開催しました。
(※山口大学理学部 第12回理学部講演会を兼ねる)

勉強会話題:「AI・ディープラーニング技術による細胞・粒子画像解析技術の進化」
講師:佐波晶 先生(大日本印刷株式会社・ICT事業開発本部・部長)

※概要は コチラ


勉強会内容は「微粒子画像解析技術」でした。
30名を超える参加者(本学理学部の教員、大学院生、学部生、近隣大学教員、そして近隣企業技術者)が本講演を聴講しました。
佐波先生には、細胞画像解析の黎明期から最新のAI・ディープラーニング技術の知見まで膨大なデータに基づく探索研究の歴史を交えて、簡潔かつ鮮烈にご紹介頂きました。講演の途中には、聴衆者を巻き込んだQ&A【実際に細胞がいくつあるか数えてみよう!】もあり、記憶に残る楽しい講演会となりました。
講演終了後には、活発な質疑応答が行われ、細胞画像解析を始めとしたデータサイエンス技術への関心の高さを実感できました。

2019年12月12日

第3回研究推進体勉強会が開催されました

第3回研究推進体勉強会を2019年11月21日(木) 理学部22番講義室において開催しました。
(※山口大学理学部 第11回理学部講演会を兼ねる)

勉強会話題:「がんと細胞外小胞(エクソソーム)」
講師:竹下文隆 先生(国立がん研究センター研究所 FIOC機能解析部門・部門長)

※概要は コチラ


勉強会内容は「生体微粒子」でした。
今回の勉強会では40名を超える参加者(本学理学部の教員、大学院生、学部生、そして近隣企業技術者)が本講演を聴講しました。竹下先生には、細胞外小胞(エクソソーム)の発見の歴史から、化学的・生物科学的特徴、そして癌転移との関連性、癌を早期に発見するためのバイオマーカーの可能性などについて判りやすくご紹介頂きました。
講演終了後には、本学教員・学生、そして企業技術者からの活発な質疑応答が行われ、エクソソームを始めとした生体微粒子研究への関心の高さを実感できました。

2019年11月21日

第4回研究推進体セミナーが開催されました

研究推進体主催のセミナー()が『隠れた物性情報を炙り出す最先端技術』と銘打って2019年9月5日(木)山口大学理学部・14番講義室にて開催されました。今年度は、山口大学理学部の物質構造解析研究会と総合科学実験センター年次セミナーを兼ねており、4回目のジョイントセミナーとなりました。

 80名を超える参加者(本学理学部、工学部の教職員、大学院生、学部生・企業若手技術者【本学卒業生を含む・今回は県外企業からの参加が多く見られました】)が本講演を聴講しました。講演終了後も活発な質疑応答が行われ、今回も好評のうちに終了致しました。


 特別講演2件【青柳岳司先生(産業技術総合研究所)・佐々木秀幸先生(東芝ナノアナリシス株式会社)】と一般公演ポスター19件【近隣企業の発表含む】が行われました。

 青柳先生には、最先端のコンピューターシュミレーションとマテリアルズ・インフォマティクスの融合による新しい高分子材料物性予測技術について、最新のデータを踏まえ判り易くお話し頂きました。




 佐々木先生には、原子単位の空間分解能を有する3次元アトムプローブを用いた種々機能性材料の評価・3次元イメージング技術の具体的な事例についてご説明頂きました。「科学技術の発展は計測技術に支えられ、計測技術の進歩は新たな科学的発見の基盤となっている」と熱くお話し頂きました。


 場所を移した第一学生食堂ボーノでの一般公演ポスター発表では、分析化学・有機化学・錯体化学・溶液化学・高分子化学・クラスター化学・構造有機化学・ソフトマター物理学などといった幅広い分野からの報告がありました。全ての発表において活発な質疑応答がなされており、和やかな雰囲気のなかで参加者同士の交流を深める良い機会になりました。

 以下の2件の発表が優秀ポスター賞を受賞しました。おめでとうございます。今後、益々の研究の発展を期待しております。

P07 石川明日美さん(山口大院創成科学(工))
「優れた延伸性を有する均一網目ゲル電解質の架橋反応メカニズムと材料特性」
P19 森田萩乃さん(山口大院創成科学(理))
「プロトン化されたヘキサメチレンテトラミンからなるペロブスカイト型化合物の強誘電特性」


山口大学研究推進体「先端的計測・分析基盤技術の創出」× 物質構造解析研究会・第4回ジョイントセミナー
  当日のプログラム等、詳しいご案内は コチラ


2019年09月05日

第2回研究推進体勉強会が開催されました

第2回研究推進体勉強会を2018年12月7日(金) 理学部11番講義室において開催しました。
(※山口大学研究推進体『未利用バイオマス「竹」からの先端要素技術の開発』の勉強会、及び山口大学理学部 第7回理学部講演会を兼ねる)

勉強会話題:「セルロースナノファイバーの連続脱水技術開発と用途展開」
講師:薮谷智規 先生(愛媛大学 紙産業イノベーションセンター・教授)

※概要は コチラ

勉強会内容は「セルロースナノファイバー(CNP)」でした。
今回の勉強会では、本学理学部の教員、大学院生、学部生、そして近隣企業技術者が本講演を聴講しました。薮谷先生には、愛媛県における紙産業の歴史・現状から、紙産業のイノベーションを指向した大学⇔企業の連携事例、そしてセルロースナノファイバー(CNF)を用いた最新研究の一端を判りやすくご紹介頂きました。
身近な素材である『紙』について、その奥深さを知ると共に、今まで知らなかった紙(セルロース)の科学的面白さを味わうことができた非常に良い機会となりました。

2018年12月07日

第1回研究推進体勉強会が開催されました

第1回研究推進体勉強会を2018年11月1日(木) 理学部22番講義室において開催しました。
(※山口大学理学部 第5回理学部講演会を兼ねる)

勉強会話題「ガラス加工技術に関わる表面・界面化学」
講師:宮谷克明 先生(AGC株式会社 商品開発研究所 マネージャー)

※概要はコチラ

第1回研究推進体勉強会内容は「ガラス表面」でした。
今回の勉強会では40名を超える参加者(本学理学部の教員、大学院生、学部生、そして近隣大学の教員、近隣企業技術者)が聴講しました。宮谷先生には、我々の生活に身近なガラスの製造工程から、固体無機化学、表面化学、そしてゾルゲル化学を基盤とした新規ガラス材料の最新研究の一端を判りやすくご紹介頂きました。
講演終了後には、本学学生、そして企業技術者からの活発な質疑応答が行われ、ガラスという物質への関心の高さを実感しました。(後に別室に移動して更に熱い議論が交わしておりました)
教員・学生にとって、現役の化学企業研究者から製品開発・生産技術に関して直接話が聞けた非常に良い機会となりました。

2018年11月01日

第3回研究推進体セミナーが開催されました

研究推進体主催のセミナー()が『境界領域計測から見えてくる新奇物性』と銘打って、2018年8月29日(火)山口大学理学部・14番講義室にて開催されました。山口大学理学部の物質構造解析研究会との同時開催で、今回が3回目のジョイントセミナーとなりました。

特別講演2件【藤井健太先生(山口大学工学部・今年9月より本推進体メンバー)・貞包浩一朗先生(同志社大学)】と一般公演ポスター21件【近隣企業、他大学からの発表含む】が行われました。


藤井先生には、固体と液体の界面近傍の“溶媒和”という化学的現象がリチウムイオン電池の性能にどのように関与し得るのか判り易くお話し頂きました。

貞包先生には、光(電磁波)の干渉・回折・散乱などの様々な現象を用いて、コロイド、高分子、液晶、膜、ゲルなど、いわゆる“ソフトマター”と呼ばれる物質の複雑な幾何構造を明らかにしていく最新の研究成果について判り易くお話し頂きました。また実演を交えながらの講演して頂いたことで、聴講した全員が目の前で起こる光の現象に夢中になっていました。


70名を超える参加者(本学理学部、工学部、そして産学公連携センターの教職員、大学院生、学部生・近隣大学の教員、大学院生・近隣企業技術者)が本講演を聴講しました。講演終了後も活発な質疑応答が行われ、今回も好評のうちに終了致しました。

場所を移した第一学生食堂ボーノでの一般公演ポスター発表では、分析化学・有機化学・錯体化学・溶液化学・高分子化学・クラスター化学・構造有機化学・ソフトマター物理学などといった幅広い分野からの報告がありました。全ての発表において活発な質疑応答がなされており、和やかな雰囲気のなかで参加者同士の交流を深める良い機会になりました。

今回のセミナーからの試みとして、優秀ポスター賞を新設しました。以下の2件の発表が受賞しました。おめでとうございます。今後、益々の研究の発展を期待しております。

P11 吉武真理さん(山口大院創成科学(工))
「多分岐高分子を利用した均一網目イオンゲルの架橋反応制御:電気二重層キャパシタ用ゲル電解質への応用」
P19 中尾嘉宏さん(山口大院創成科学(理))
「大気圧ヘリウム雰囲気下での軟X線吸収分光測定装置の開発」

山口大学研究推進体「先端的計測・分析基盤技術の創出」× 物質構造解析研究会・第3回ジョイントセミナー
  当日のプログラム等、詳しいご案内は コチラ

2018年08月28日

吉村典子さん【創成科学研究科(理学)】がポスター賞を受賞

 本学大学院創成科学研究科(理学)修士課程1年の吉村典子さん(指導教員:堀川裕加先生)が、平成29年10月18日~20日にイーグレひめじで開催された第40回溶液化学シンポジウムにおいてポスター賞を受賞しました。
 研究内容や質疑応答、そして研究に対する姿勢などが審査員に高く評価されたため受賞しました。おめでとうございます。


■ポスター賞■
受賞者 :吉村典子(山口大学大学院創成科学研究科[理学]1年)
発表題目:軟 X 線分光による酢酸/1-メチルイミダゾール混合液体の電子状態観測

2017年10月18日

堀川先生が招待講演を行いました

2017年10月17日にイーグレひめじで行われた『第40回溶液化学シンポジウム・プレシンポジウム』にて堀川先生が招待講演を行いました。

2017年10月17日

川俣先生が日本粘土学会賞を受賞しました

大学院創成科学研究科(理学)の川俣純教授が、一般社団法人日本粘土学会より平成29年度の学会賞の表彰を受けました。

■受賞タイトル■
 粘土鉱物-有機化合物ハイブリッドによる光学材料の創製

詳しくは コチラ

 

2017年09月25日

福澤洋佑くん【創成科学研究科(理学)】が若手ポスター賞を受賞

 本学大学院創成科学研究科(理学)修士課程1年の福澤洋佑くん(指導教員:村上良子先生)が、平成29年9月9日~12日に東京理科大学で開催された日本分析化学会第66年会の若手講演(ポスター)において若手ポスター賞を受賞しました。
 研究内容や質疑応答、そして研究に対する姿勢などが審査員に高く評価されたため受賞しました。おめでとうございます。

 


■若手ポスター賞■
 受賞者 :福澤洋佑(山口大学大学院創成科学研究科[理学]1年)
 発表題目:ビピリジン基を修飾したSBA-15による金属イオンの吸着

2017年09月09日

第2回研究推進体セミナーが開催されました

夏の恒例行事となりつつある研究推進体主催のセミナー()が『微小領域における構造制御と計測技術の最前線』と銘打って、2017年8月29日(火)山口大学理学部・14番講義室にて開催されました。山口大学理学部の物質構造解析研究会との同時開催で、今回が2回目のジョイントセミナーとなりました。


特別講演2件【岩楯好昭先生(山口大・本推進体メンバー)・後藤剛喜先生(関西学院大)】と一般公演ポスター17件【近隣企業、他大学からの発表含む】が行われました。


岩楯先生には、魚の表皮細胞ケラトサイトが、扇形の”かたち”を維持しながらアメーバ運動する事例についてご紹介いただきました。細胞移動の牽引力(ドライビングフォース)と細胞の“かたち”との関係性について判り易くお話し頂きました。


後藤先生には、減衰全反射型遠紫外分光法(FUV)の紹介から、リュードベリ状態を含む凝集相の電子遷移に関する最新の研究成果について判り易くお話し頂きました。


70名を超える参加者(本学理学部・国際総合科学部・産学公連携センターの教職員、学部生・大学院生、近隣企業技術者)が本講演を聴講しました。講演終了後も活発な質疑応答が行われ、好評のうちに終了致しました。

場所を移した第一学生食堂ボーノでの一般公演ポスター発表では、有機化学・錯体化学・高分子化学・クラスター化学・固体化学・構造有機化学・ソフトマター物理学などといった幅広い分野からの報告がありました。全ての発表において活発な質疑応答がなされ、時間が足らないほどの盛り上がりを見せていました。和やかな雰囲気のなかで参加者同士の交流を深める良い機会になりました。

山口大学研究推進体「先端的計測・分析基盤技術の創出」× 物質構造解析研究会・第2回ジョイントセミナー
  当日のプログラム等、詳しいご案内は コチラ

2017年08月29日

山内美幸さん・植岡藍梨さん【創成科学研究科(理学)】・藤本航太朗くん・小早川民江さん【創成科学研究科(工学)】が若手ポスター賞を受賞

 本学大学院創成科学研究科(理学)修士課程2年の山内美幸さん〔指導教員:安達健太〕、修士課程1年の植岡藍梨さん〔指導教員:安達健太〕、創成科学研究科(工学)修士課程2年の藤本航太朗さん〔指導教員:中山雅晴〕、修士課程1年の小早川民江さん〔指導教員:中山雅晴〕が、平成29年7月1日~2日に秋吉台国際芸術村(山口県美祢市)で開催された第23回中国四国支部分析化学若手セミナーにて若手ポスター賞を受賞しました。おめでとうございます。

■若手ポスター賞■
 受賞者 :山内美幸(山口大学大学院創成科学研究科[理学]2年)
 発表題目:酸化タングステン/シルクたんぱく質複合ナノファイバーのフォトクロミズム

■若手ポスター賞■
 受賞者 :植岡藍梨(山口大学大学院創成科学研究科[理学]1年)
 発表題目:外場により不斉構造を誘起された棒状ミセルを鋳型とする螺旋状シリカゲルのピッチ制御

■若手ポスター賞■
 受賞者 :藤本航太朗(山口大学大学院創成科学研究科[工学]2年)
 発表題目:層間にコバルトイオンをインターカレートしたマンガン酸化物電極の水酸化触媒活性

■若手ポスター賞■
 受賞者 :小早川民江(山口大学大学院創成科学研究科[工学]1年)
 発表題目:グラフェン/マンガン酸化物積層薄膜電極による高効率酸素発生反応

2017年07月02日

第23回中国四国支部分析化学若手セミナーが開催されました


第23回中国四国支部分析化学若手セミナー(日本分析化学会中国四国支部主催/研究推進体後援)が2017年7月1日(土)-2日(日)に秋吉台国際芸術村(山口県美祢市)にて開催されました。
梅雨シーズンの真ん中で心配された天気でしたが、当日は嘘のような晴天になりました。
【参加者全体写真】: 写真クリックで拡大できます


当日の詳しいご案内は コチラ


特別講演2件【田之上健一郎先生(山口大学)・飯國良規先生(名古屋工業大学)】と一般若手ポスター発表が行われました。

田之上先生には、木質バイオマスの熱分解中における熱伝導およびガス生成に関して数理モデルに照らし合わせたデータ解析など、最新の研究成果について判り易くお話し頂きました。

飯國先生には、電場と磁場を用いた新しい微粒子分析法の紹介(電磁泳動)と、その技術を応用したマイクロチップ電磁泳動による微粒子の連続分離について判り易く解説して頂きました。

58名の参加者(中国四国地域大学の教員・学生、近隣企業技術者)が本特別講演を聴講しました。講演終了後も活発な質疑応答が行われ、好評のうちに終了致しました。

場所を移した野外アクティビティーでは、参加者全員で秋芳洞に入洞し、梅雨の中休みの猛暑を逃れつつ、数十万年の時を経て創り上げられた自然の造形美を堪能しました。

一般若手ポスター発表では、中国四国地域大学学生の発表の他、産業界(山口県環境保健センター)からの発表もあったことで、若手研究者の産学異分野間の交流を深める良い機会にもなりました。

以下8件の発表が若手ポスター賞を受賞しました。
おめでとうございます。

● ナノファイバーフィルターを用いる微量元素の迅速な濃縮法(徳島大学)石田亮太
● 高濃度試料の分析を目的とした振幅変調フロー分析法の研究(徳島大学)和田莉緖菜
● 重心補正を行う蛍光X線CT法による毛髪内部の元素分布評価(広島大学)近藤涼介
● 通常X線源を用いた分散型XAFS測定装置の開発と価数の動的追跡(広島大学)大村健人
● 酸化タングステン/シルクたんぱく質複合ナノファイバーのフォトクロミズム(山口大学)山内美幸
● 外場により不斉構造を誘起された棒状ミセルを鋳型とする螺旋状シリカゲルのピッチ制御(山口大学)植岡藍梨
● 層間にコバルトイオンをインターカレートしたマンガン酸化物電極の水酸化触媒活性(山口大学)藤本航太朗
● グラフェン/マンガン酸化物積層薄膜電極による高効率酸素発生反応(山口大学)小早川民江

2017年07月01日

岩楯先生が招待講演を行いました

2017年06月14日に仙台国際センターで行われた『 第69回日本細胞生物学会大会シンポジウム「先端イメージングが解き明かす新しい細胞像」』にて岩楯先生が招待講演を行いました。

2017年06月14日

富永亮くん【医学系研究科(理学)】がAwardをW受賞

 本学大学院医学系研究科(理学)博士課程3年の富永亮くん(指導教員:川俣純先生)が、平成29年2月16日~18日にインドのトリプラ大学で開催された国際学会 Second International Conference on Material Science (ICMS 2017)においてRoyal Society of Chemistry AwardとBest Young Scientist’ Awardを受賞しました。
 ソフトマテリアルに関する研究発表の中で最も優れていたとして受賞しました。おめでとうございます。


■Royal Society of Chemistry Award■
■Best Young Scientist’ Award■
受賞者 :富永亮(山口大学大学院医学系研究科応用分子生命科学系専攻[理学]3年)
発表題目:Fluorescence Color Switching of a Clay-Organic Hybrid Film Induced by Swelling and Drying of a Smectite Clay

2017年02月18日

川俣先生が招待講演を行いました

2017年02月17日にインド・トリプラ大学で行われた『Second International Conference on Material Science』にて川俣先生が招待講演を行いました。

2017年02月17日

第35回コンソーシアム人材セミナーが開催されました

未来を拓く地方協奏プラットフォーム「HIRAKU」(*)と山口大学理学部主催の第35回コンソーシアム人材セミナーが2017年2月2日(木)に理学部11番教室にて開催されました。

当日の詳しいご案内は コチラ

本研究推進体・外部有識者の河野誠 先生(株式会社カワノラボ)による講演『博士卒のキャリア形成~起業という選択~』が行われました。

河野先生には、大学院博士課程への進学・博士号取得からベンチャー起業・その後の会社経営での経験談をフランクにお話し頂きました。本学大学生・大学院生(修士過程・博士課程)をはじめとして、本学教員・産学連携課職員など50名を超える幅広い参加者が本講演を聴講していました。

ベンチャー起業家の“ナマ”の話が聞くことができる貴重な機会になりました。

(*) 未来を拓く地方協奏プラットフォーム(HIRAKU)について
文部科学省「科学技術人材育成のコンソーシアムの構築事業(次世代研究者育成プログラム)」に採択された「未来を拓く地方協奏プラットフォーム」(代表機関=広島大学、共同実施機関=山口大学、徳島大学)





2017年02月02日

山口機器分析研究会・第85回学術講演会が開催されました

山口機器分析研究会主催の第85回学術講演会が2016年12月2日(金)に大学会館にて開催されました。(日本分析化学会中国四国支部・主催/研究推進体・共催)

当日の詳しいご案内は コチラ

今井昭二 先生(徳島大院理工自然系化学)による特別講演『PM2.5粒子の東アジアからの冬季長距離輸送機構と起源評価』と一般ポスター発表12件が行われました。

今井先生には、雪・樹氷サンプル中のPM2.5に含まれる元素の存在比からの長距離輸送機構と起源評価に関する様々データな実例を判り易く、お話し頂きました。60名を超える外部関係者・理学部の教員、そして学部生・大学院生が本講演を聴講していました。

一般ポスター発表では、本学学生の発表の他、外部(山口県警察科学捜査研究所、山口県環境保健センター)からの発表も多数あったことで、産学異分野間の交流を深める良い機会になりました。

2016年12月02日

岩楯先生が招待講演を行いました

2016年11月15日に沖縄科学技術大学院大学で行われた『The 22nd International Congress of Zoology』にて岩楯先生が招待講演を行いました。

2016年11月15日

安達先生がJST新技術説明会にて研究発表を行いました【化学工業日報に掲載】

2016年11月1日にJST東京本部別館(東京・市ケ谷)で行われた『新技術説明会』(さんさんコンソ主催)にて安達先生が研究発表を行いました。

詳しくは コチラ

【新技術説明会】
大学、高等専門学校、国立研究開発法人の研究成果(特許)を実用化(技術移転)させることを目的として、新技術や産学連携に興味のある企業関係者に向けて、研究者自らが直接プレゼンする特許の説明会です.

 

【新聞掲載】
化学工業日報にこの技術に関する紹介記事が掲載されました。(2016年12月05日)

 

 

 

2016年11月01日

岩楯先生が招待講演を行いました

2016年09月12日に京都大学で行われた『RIMS共同研究「ミクロな振る舞いと集団的パターン形成に係る階層的構造の解明」』にて岩楯先生が招待講演を行いました。

2016年09月12日

化学・西山尚登くん(指導教員:山﨑鈴子先生)が優秀学生発表賞を受賞しました

2016年09月06-08日に東京大学駒場第一キャンパスで開催された2016年光化学討論会にて、理工学研究科環境共生系D2の西山尚登君(機能物質化学研究室)が、優秀学生発表賞(ポスター)を受賞しました。
発表タイトルは「可視光応答型白金イオンドープ酸化チタンの高活性化の因子」で、指導教員の山﨑鈴子教授と連名です。

2016年09月08日

第1回研究推進体セミナー(日本化学会中国四国支部・山口地区化学講演会)が開催されました

研究推進体主催のセミナー()『外場を利用した材料制御・最先端計測の最前線』(兼・日本化学会中国四国支部・山口地区化学講演会)が、2016年8月26日(金)山口大学理学部・14番講義室にて開催されました。

特別講演2件【徳島高先生(理研)・河野誠先生(カワノラボ)】と一般公演ポスター18件【近隣企業、他大学からの発表含む】が行われました。

徳島先生には、軟X線を使った新しい分光技術の紹介から、表面・界面に吸着した分子状態に関する最新の研究成果について判り易くお話し頂きました。

河野先生には、磁場を用いた新しい微粒子分析法の紹介(磁気泳動法)と、我々の生活にとって馴染みのあるインク・化粧品中に含有する微粒子の磁気泳動挙動について判り易く解説して頂きました。

80名を超える参加者(本学理学部・教育学部・国際総合科学部・産学公連携センターの教職員、学部生・大学院生、近隣企業技術者)が本講演を聴講しました。講演終了後も活発な質疑応答が行われ、好評のうちに終了致しました。

場所を移した第一学生食堂ボーノでの一般公演ポスター発表では、計測・分析化学の他に、高分子化学・クラスター化学・固体化学・構造有機化学・ソフトマター物理学などといった幅広い分野からの報告が多数あったことで、異分野間の交流を深める良い機会になりました。

山口大学研究推進体「先端的計測・分析基盤技術の創出」× 物質構造解析研究会・ジョイントセミナー
  当日のプログラム等、詳しいご案内は コチラ

2016年08月26日

第53回分析化学講習会が開催されました

日本分析化学会中国四国支部主催の第53回分析化学講習会が、2016年8月18日(木)-19日(金)の両日、山口大学理学部を会場に開催されました。

当日の詳しいご案内は コチラ

特別講演2件と現場の計測・分析ニーズを反映した実習10件【固相前処理・HPLC・IC・GC-MS・FTIR・EDX・流れ分析・ICP-AES・EPMA・SEM-EDX】が行われました。例年になく猛暑だったにもかかわらず大変多くの方にご参加いただき、好評のうちに終了致しました。

近年の科学技術の進歩によって目ざましい発展をとげている分析技術・計測機器が、化学産業の発展にとって如何に重要なのかを改めて考えさせられる良い講習でした。

2016年08月19日

川俣先生と鈴木先生らが北海道大学の研究グループと実施した共同研究論文が『Nature Chemistry』に掲載されました

山口大学大学院創成科学研究科の川俣純教授と鈴木康孝准教授のグループは、北海道大学大学院理学研究院の稲辺保教授と原田潤准教授の研究グループが世界で初めて開発した極性球状有機分子が回転している柔らかい分子性結晶の強誘電体について共同研究を行い、山口大学の高度な光技術を用いた物性評価によって、北海道大学で開発された新素材の特性を確立させることに貢献しました。
この研究成果は、7月12日(火)公表の学術誌『Nature Chemistry』電子版に掲載されました。

詳しくはコチラ

2016年08月03日

綱島先生が招待講演を行いました

2016年07月11日に英国・ニューカッスル大学で行われた『Frontiers in Metal Oxide Cluster Science IV』にて綱島先生が招待講演を行いました。

2016年07月11日

堀川先生が招待講演を行いました

2016年05月27-28日に島根大学で行われた『「分子を使った寄せ木細工」~自己組織化したソフトマテリアルが織りなす「かたち」と機能~』にて堀川先生が招待講演を行いました。

2016年05月27日

鈴木先生が招待講演を行いました

2016年05月16日に福岡工業大学で行われた『The 1st FIT-ME Symposium --Chemistry and Applications of Inorganic Layered Materials』にて鈴木先生が招待講演を行いました。

2016年05月16日

光触媒・太陽電池関連セミナーが開催されました

嶺岸耕先生(東京大学大学院・工学研究科)による講演『光電気化学と光触媒~その基礎から最近のトピックスまで~』が2016年3月8日(火)に工学部・電気電子棟105教室で開催されました。

光触媒反応の基礎から、最近の光触媒・光電気化学における半導体バンドエンジニアリングのトピックスまで、丁寧にお話し頂きました。50名を超える外部関係者・工学部・理学部の教員、そして学部生・大学院生が本講演会を聴講していました。

2016年03月08日

安達先生が「やまぎん地域企業助成基金」より表彰を受けました

大学院理工学研究科(理学)の安達健太准教授が「やまぎん地域企業助成基金」より表彰を受けました。

安達健太准教授らの研究グループは、有機色素化合物と無機半導体化合物から構成される光機能性有機/無機ハイブリッド・ナノ材料に関する先駆的な研究を展開しています。今回、それら材料を用いた『太陽光を当てると水から水素を作り出せる大面積デバイスの研究開発』に関して表彰を受けました。(2016年3月2日)

詳しくはコチラ

2016年03月04日

上條先生が招待講演を行いました

2016年01月22日に大阪科学技術センターで行われた『「有機分子触媒による未来型分子変換」第6回公開シンポジウム』にて上條先生が招待講演を行いました。

2016年01月22日

第10回理学部講演会が開催されました

村上勝彦先生(ペンシルバニア州立大学)による講演『はばたけ山口から世界へ 科学のフロンティアを求めて』が2016年1月13日(水)にメディア講義室で開催されました。

村上先生が山口大学理学部の学生だった昔話から、様々な場所でキャリアを積んでいった経験談を丁寧にお話し頂きました。理学部・農学部の多くの学部生・大学院生が本講演会を真剣に聴講していました。

村上先生の詳細はコチラ

2016年01月13日

鈴木先生が招待講演を行いました

2016年01月09日に九州工業大学で行われた『九工大 VISTECジョイントワークショップ「ナノシートおよび関連材料」』にて鈴木先生が招待講演を行いました。

2016年01月09日

川俣先生が招待講演を行いました

2015年11月28日にアクトタワー浜松で行われた『第12回バイオオプティクス研究会』にて川俣先生が招待講演を行いました。

2015年11月28日

山口大学研究推進体として認定されました

平成27年10月26日(月)、岡正朗学長、古賀和利理事・副学長(総務企画担当)、三池秀敏理事・副学長(学術研究担当)、重本隆之学術研究部長出席のもと、学長室において山口大学研究推進体認定書授与式が行われました。
 授与式では、今回認定した7グループの各代表者に岡学長から認定証が授与され、「皆様の研究が発展し、山口大学の誇りとなることを心から願っています」と挨拶がありました。
 今後、同グループには、山口大学の“特徴ある研究核”として、社会に広く認知されるよう諸活動を進めるとともに、その研究成果は、個別の発表はもとより、推進体組織としても外部発信することが求められます。


<今回認定された研究推進体>
・【研究代表者】赤田倫治 大学院医学系研究科(工)教授
  「微生物研究推進体(Microbiology Research Core Cluster)」(タイプB)
・【研究代表者】坂井田功 大学院医学系研究科(医)教授
  「先端的再生療法の研究開発と臨床実践のためのリサーチユニット(Research unit for Development and Application of Advanced Regenerative therapies)」(タイプB)
・【研究代表者】鈴木倫保 大学院医学系研究科(医)教授
  「難治性てんかんの治療を標的とした脳温制御式神経機能調節療法の開発チーム
(The Team for the Development of Thermal Neuromodulation Targeting Intractable Epilepsy)」(タイプA)
・【研究代表者】田口敏彦 大学院医学系研究科(医)教授
  「山口大学ペインセンター(Pain Center in Yamaguchi University)」(タイプA)
【研究代表者】安達健太 大学院理工学研究科(理)准教授
  「ライフサイエンスに貢献する先端的な計測・分析機器の実現に向けた基盤技術の創出(Novel Analytical and Measuring Technology Contributions to Elucidation of Materials aiming at Life-Science Applications)」(タイプB)
・【研究代表者】小林淳 農学部教授
  「新規昆虫能力の探索とその利用技術開発(Exploration of novel insect properties for developing their applied technologies)」(タイプB)
・【研究代表者】兵動正幸 理工学研究科(工)教授
  「深海底資源開発研究ユニット(Research Unit for Exploitation of Resources in Deep Seabed)」(タイプA)

*タイプA:山口大学の競争力ある研究テーマと特徴ある研究内容で、戦略的推進プログラム「研究拠点群形成(新呼び水)プロジェクト」への応募や先進科学・イノベーション研究センター入りを念頭に、将来の自立的拠点化を目指すロードマップを有する研究組織。
 タイプB:タイプA以外の研究推進体とし、世界水準の研究や地域の課題研究を実施する学部・研究科の枠を超えた分野横断的、学際的プロジェクト型研究組織とし、将来の山口大学を代表する研究分野の開拓を目指すもの。 
2015年10月26日

山口機器分析研究会第84回学術講演会/第4回理学部講演会が開催されました

大阪大学名誉教授・渡會仁先生による講演「磁気分析科学の新潮流:分離・検出法における磁場の利用」が、2015年8月5日(水)に理学部15番教室で開催されました。

 磁場を用いた分析手法は、核磁気共鳴(NMR)、磁場型質量分析計(MS)に代表されるように、これまでの科学技術の発展に大きく貢献してきました。近年、外場として磁場を利用した従来の概念とは異なる新たな分析手法が報告されています。今回、渡會先生には、「磁場を用いる微粒子の連続分離法」、「磁気力による微粒子相互作用の評価」、「ファラデー効果を利用する磁気イメージング」、「磁気プラズモン効果の利用」に関する研究をわかりやすくご講演いただけました。学会関係者・山口大学教職員・化学分野学部生・大学院生など、58名が参加しました。講演終了後も、参加者から多くの質問が寄せられていました。

 

 科学技術の発展における分析化学の重要性を改めて確認できた非常に興味深い講演会となりました。

2015年08月05日