第2回研究推進体セミナーが開催されました

夏の恒例行事となりつつある研究推進体主催のセミナー()が『微小領域における構造制御と計測技術の最前線』と銘打って、2017年8月29日(火)山口大学理学部・14番講義室にて開催されました。山口大学理学部の物質構造解析研究会との同時開催で、今回が2回目のジョイントセミナーとなりました。


特別講演2件【岩楯好昭先生(山口大・本推進体メンバー)・後藤剛喜先生(関西学院大)】と一般公演ポスター17件【近隣企業、他大学からの発表含む】が行われました。


岩楯先生には、魚の表皮細胞ケラトサイトが、扇形の”かたち”を維持しながらアメーバ運動する事例についてご紹介いただきました。細胞移動の牽引力(ドライビングフォース)と細胞の“かたち”との関係性について判り易くお話し頂きました。


後藤先生には、減衰全反射型遠紫外分光法(FUV)の紹介から、リュードベリ状態を含む凝集相の電子遷移に関する最新の研究成果について判り易くお話し頂きました。


70名を超える参加者(本学理学部・国際総合科学部・産学公連携センターの教職員、学部生・大学院生、近隣企業技術者)が本講演を聴講しました。講演終了後も活発な質疑応答が行われ、好評のうちに終了致しました。

場所を移した第一学生食堂ボーノでの一般公演ポスター発表では、有機化学・錯体化学・高分子化学・クラスター化学・固体化学・構造有機化学・ソフトマター物理学などといった幅広い分野からの報告がありました。全ての発表において活発な質疑応答がなされ、時間が足らないほどの盛り上がりを見せていました。和やかな雰囲気のなかで参加者同士の交流を深める良い機会になりました。

山口大学研究推進体「先端的計測・分析基盤技術の創出」× 物質構造解析研究会・第2回ジョイントセミナー
  当日のプログラム等、詳しいご案内は コチラ

2017年08月29日