第1回研究推進体勉強会が開催されます

山口大学研究推進体「先端的計測・分析基盤技術の創出」が主催する第1回研究推進体勉強会を開催いたします。
※2018年度 第5回理学部講演会を兼ねる。【2018/10/03 内容公開】

日時:2018年11月01日(木) 13:00~14:20
会場:山口大学(吉田キャンパス)理学部22番講義室

勉強会話題「ガラス加工技術に関わる表面・界面化学」
(AGC株式会社 商品開発研究所 マネージャー)宮谷克明 先生
概要
ガラスは古代には装飾品として、現代では建材や車、ディスプレィなど幅広く使用されている。特に、電子デバイスに使用されるガラスにおいては、その品質スペックを満たす為、研削、研磨、洗浄技術を駆使した加工ガラスが使われることが一般的である。また、さらなる機能化を進める上で、微細加工、成膜技術を付与する形で製品となっているものが増加している。
これまで加工技術といえば、機械加工分野の知見を活かした形状コントロール技術が中心であった。しかしながら、ガラスの表面を、凹凸がナノオーダーになるまで粗さを制御する事や、目では見えないサブミクロン以下の欠点を除去する事が求められるようになり、それらの開発には、表面・界面化学の知見を活かしたブレークスルーが必要になってきている。
本公演では、ガラスの加工技術と表面・界面化学のかかわりを説明しながら、ものづくりの楽しさを感じでいただければ幸いである。


【研究推進体勉強会とは】
新しいものを生み出す機会となるものが「変化」であるなら、イノベーションとは意識的かつ組織的に「変化を探すこと」と考えることはできないでしょうか? その「変化」を誘発するような機会を意図的に作るため「肩肘張らない」をモットーに、本研究推進体が主催する『勉強会』を不定期的に開催することとしました。講演にご興味のある方は、どなたでもご参加いただけます。入場料は無料、申込なども不要ですので、 お気軽にお越しください。
ご参加をお待ちしています。

2018年11月01日