山口機器分析研究会第84回学術講演会/第4回理学部講演会が開催されました

大阪大学名誉教授・渡會仁先生による講演「磁気分析科学の新潮流:分離・検出法における磁場の利用」が、2015年8月5日(水)に理学部15番教室で開催されました。

 磁場を用いた分析手法は、核磁気共鳴(NMR)、磁場型質量分析計(MS)に代表されるように、これまでの科学技術の発展に大きく貢献してきました。近年、外場として磁場を利用した従来の概念とは異なる新たな分析手法が報告されています。今回、渡會先生には、「磁場を用いる微粒子の連続分離法」、「磁気力による微粒子相互作用の評価」、「ファラデー効果を利用する磁気イメージング」、「磁気プラズモン効果の利用」に関する研究をわかりやすくご講演いただけました。学会関係者・山口大学教職員・化学分野学部生・大学院生など、58名が参加しました。講演終了後も、参加者から多くの質問が寄せられていました。

 

 科学技術の発展における分析化学の重要性を改めて確認できた非常に興味深い講演会となりました。

2015年08月05日